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平成25年度第28回豊の国木造建築賞受賞作品

最優秀賞-新築部門-現代と古来のデザインの融合、効率的な建築フォルム

作品データ
所在地 大分市
用 途 住宅
建築主 是永叔宏
設計者 吉田晃
施工者 ㈱住研
延面積 135.82㎡
設計趣旨

基本デザインの特徴は、大きく屋根を広げた、わが国古来の建築フォルムです。
それに加えて現代の建築材料や色彩計画により、かろやかさ、優しさを感じられる快適空間を目指しました。
昔ながらの軒の深いデザインは、夏の暑さや風雨から建物を守る為に非常に有効です。また、建物中央部分の自然採光には、越屋根(こしやね)を用いました。この屋根は、蒸し暑い室内の空気を外部へ自然排気するのにも、たいへん効果的です。もちろん弊社も、高性能の断熱材や遮熱ガラスを採用していますが、断熱や遮熱の効率化は、建物自体のかたちが、おおいに影響すると考えます。

最優秀賞-リフォーム部門-先人の息吹を感じられる「保全と再生」

作品データ
所在地 臼杵市
用 途 住宅
建築主 渡邊陽仙
設計者 現代建設㈱
一級建築士事務所
施工者 現代建設㈱
延面積 166.36㎡
設計趣旨

漁村集落に残る網元の、典型的な旧家の形式を留めた建物で、入母屋瓦ぶき、道路に面した持ち出しの縁、下見板張りの外壁など大正から昭和初期のデザインがとても新鮮な印象を残しています。
30代の施主は、子どもの頃からとても印象的だったこの建物が廃屋状態であったため、自ら購入し再生を決意することとなりました。
「保全・再生」を基本計画とし、象徴的な座敷部分は改修しました。
その他の部分も古材は再利用しつつ「再生」を試みました。また、技巧を凝らした家具や建具も再利用とし、現代に連綿と続く先人の息吹を感じられる建物となりました。

優秀賞-新築部門-杉の肌を活かし、個性的な「かざぐるま」形居室空間

作品データ
所在地 中津市
用 途 住宅
建築主 Y邸
設計者 ㈲エヌ・ケイ・エス
アーキテクツ
施工者 伸和建設㈱
延面積 ー㎡
設計趣旨

宅地化された農地の混沌とした景観の中に、落ち着いた環境を作りたいと考えた。
平面は中央に大きな居室空間を取るために、小部屋の箱から持ち出したかぎ型のピースを4つ組み合わせた「かざぐるま」形とした。
構造は地場産の杉材の肌をそのまま生かした木造とすることで、暖かみのある空間を作っている。屋根と連続する外壁は、リブ材の上に杉板を貼り、構造材をそのまま内部仕上としている。
床にも圧縮杉を用いてイメージを統一した。建物の全方向に開口部を取ることによって、採光、通風と開放感を確保し、細かいトップライトにはLow-Eガラスと構造を兼ねたリブ材を用いて日射調整している。

優秀賞-リフォーム部門-築200年の歴史ある古民家をリノベーション

作品データ
所在地 大分市
用 途 住宅
建築主 椎原弘志
設計者 日本ハウジング
建築設計事務所
施工者 日本ハウジング㈱
延面積 139㎡
設計趣旨

築200年の歴史ある古民家を若夫婦が譲り受けリノベーションを行った。
外観は周囲の古民家の雰囲気に馴染むよう杉板張り、屋根は平瓦に軒はガルバリウムと軽やかにした。
大きな梁や桁を見せて木がふんだんに見えるLDKの吹き抜けは圧巻。
全ての段差を解消して、県産材杉のフローリングを採用した。
昔ながらの区切られた間取りを広々した部屋へと部屋数を減らして使いやすく変更。
ベタ基礎を施し、現行の耐震基準に合わせた構造とし将来的にも安心して暮らせる家に生まれ変わった。

優秀賞-リフォーム部門-自然素材と古材を生かし、再生させた民家

作品データ
所在地 豊後大野市
用 途 住宅
建築主 東田浩一
設計者 ぬくもりハウス㈱
施工者 ぬくもりハウス㈱
延面積 141.65㎡
設計趣旨

築80年の土壁造りの伝統構法の民家である。
引き継いだ後継者の想いで、再生する事となった。
やはり、地元の材で造られている為、曲がり梁などしっかりした木材であった。
しかし長年の風雨や白蟻の被害で傷んでいた部分も多く、そこは部材を取り替え、構造補強は特に力をいれて工事した。
また、内装では漆喰、和紙、天然木と自然素材の良さを活かして、とても空気の良い空間となった。
床の段差をなくし、風通しのよい窓の配置をし、エアコンの利用を最低限になるように、断熱を含めて計画設計した。また、薪ストーブによる省エネ化を図った。